ホロスホームのロゴ

Instagram
close
0120-411-185
お問い合わせ・ご予約

お知らせ・イベント・コラム

NEWS & EVENT

PAGE TOP

イベント

フラット35利用者調査から見る、注文住宅購入者像

毎年7月、フラット35を提供する住宅金融支援機構の国際・調査部が、利用者の属性(年齢・家族数・世帯

年収など)、建設または購入した住宅の概要(住宅面積、敷地面積など)、所要資金の調達内訳などを調査

公表しています。

この調査は、2017年4月~2018年3月までに融資承認が下りた案件(借換えを除く)について集計しているた

め、フラット35を利用した利用者の実態を把握することが出来ます。

今回は、このフラット35利用者調査の中から、特に注文住宅購入者層を中心に、ポイントなどを解説して

いきます。

なお、本調査はあくまで全国平均ですので、東海地方の集計値とは若干の誤差があります。

(調査対象:建物新築資金、注文住宅、2017年度の集計数は13,632件、2016年度は15,239件)

比較

利用者の属性(年齢・家族数・世帯年収など)の概要

まず、利用者の属性から見ていきたいと思います。融資区分としては、中古マンション、建売住宅及び中古

戸建の構成比が増加した一方で、注文住宅の構成比が減少しました。

注文住宅利用者の年齢に関しては、30歳代が39.5%、40歳代が23.4%と続きますが、50歳代が13.5%、60歳代

が12.3%と高齢者の利用が伸びているのが特徴です。

注文住宅利用者の家族数に関しては大きな変化はなく、3人が27.9%、4人が26.9%、5人以上が24.9%となって

います。

注文住宅利用者の世帯年収(申込本人の年収及び収入合算者を合算した合計値)は、400~599万円が40.8%、

~399万円が23.5%、600~799万円が20.2%となっています。

首都圏などでタワーマンションが大量供給された影響か、マンションでは年収600万円以上の世帯が半数を

超える結果となっています。なお、2017年度の世帯年収の平均は、600万円を下回る、598万円となりました

(前年度比、4万円減少)。

注文住宅の所要資金は、2014年度以降、4年連続で上昇し、2017年度は3,359万円となりました。また、年収

倍率(所要資金÷世帯年収)は、2011年度以降、7年連続で上昇し、6.5倍となりました。

注文住宅利用者の総返済負担率(1カ月当たり予定返済額÷世帯月収)は、15.0~19.9%が27.1%、20.0~24.9%

が24.5%、25.0~29.9%が19.6%となっています。

総返済負担率は25%未満が望ましいと言われていますが、2017年度の総返済負担率の平均は、前年度から0.1%

ポイント上昇して21.1%となったものの、依然として25%未満は維持しています。

 

建設または購入した住宅の概要(住宅面積、敷地面積など)

次に、建物の属性について見ていきます。注文住宅利用者の都道府県別の平均床面積は、128.2㎡(前年度

129.4㎡)と前年度より減少しました。最大は山形県の141.6㎡、最少は山口県の115.5㎡、愛知県は132.7㎡

(前年度133.9㎡)となっています。

注文住宅利用者の戸当たり建設費は、3,356万円(前年度3,312万円)と前年度より上昇しました。最高は

東京都の3,936万円、最低は鹿児島県の2,824万円、愛知県は3,581万円(前年度3,499万円)で全国3位と

なっています。

 

東海地方の主要指数

以上が注文住宅利用者の平均像ですが、主要指数として、地方別にまとめた内の、注文住宅利用者の東海地方の

指数を簡単にご紹介します。この指数の調査件数は1,792件、全体の構成比は12.9%になります。

まず、世帯年収の平均579.4万円、住宅面積130.1㎡、建設費3,437.2万円、手持金677.1万円、融資金2,696.2

万円、1カ月当たり予定返済額90.3千円、総返済負担率20.2%となります。

 

まとめ

東海地方に限らず、注文住宅に関しては、建設費が掛かっている印象です。この平均年収では、住宅ローンの

負担感がまだまだ重いのではないでしょうか。

長期固定金利が上昇の気配を見せる中、無理のない範囲での住宅ローン利用が求められそうです。

 

引用先:住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 https://www.jhf.go.jp/about/research/loan_flat35.html

 

 

 

 

住宅ローンについてのコラム一覧

 

1:安心できる住宅ローンの借入限度額はどれくらいなのか

2:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(上編)

3:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(中編)

4:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(下編)

5:住宅ローンの流れを、マンションと注文住宅で比較してみる

6:住宅ローンを組んだら生活保障の見直しをしましょう!

7:住宅ローン控除を最大限活用する(前編)

8:住宅ローン控除を最大限活用する(後編)

9:一部繰上返済制度を活用して総返済額を減らす

10:平成30年(2018年)の住宅ローン金利動向を予測する

11:最初のローンが肝心、借り換えをお勧めできない理由

12:住宅ローンの返済が苦しくなったら迷わず相談

13:個人信用情報機関を正しく理解しましょう

14:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(前編)」

15:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(後編)」

16:「共働き夫婦におすすめの住宅ローンの「デュエット」とは?」

17:「変動金利と固定金利の良いとこどりのミックスプランとは?」

18:「住宅ローンの新規では変動と固定どちらが多いのか」

19:「住宅ローンを使って建てた家を勝手に貸してはダメな理由」

20:「親の贈与を受ける場合のメリットとデメリット」

21:「長期優良住宅の家づくりをするときに適した住宅ローン」

22:「住宅ローンを組む時に「自然災害特約」は付けるべきか」

23:「住宅ローン審査もアプリの時代へ」

24:「ネット銀行の審査が一般的な銀行と違う理由」

25:「ライフプランに合わせられる、新生銀行の住宅ローン」

26:「変わり始めた住宅ローン勢力図。メガバンクVS地方銀行」

27:「変動金利の金利上昇ルール「5年ルール」と「125%ルール」とは」

28:「日銀展望レポートから見る、今後の住宅ローン金利動向」

29:「フラットは何故どこでも借りられるのか、その構造を理解しよう」

30:「2月の住宅ローンは固定金利が大幅上昇!今後の行方は?」

31:「銀行が勧める、短期固定金利の住宅ローンの危険性」

32:「イオンをよく利用する人はイオン銀行が便利でお得?」

33:「ゆうちょ銀行の住宅ローン利用には注意が必要」

34:「世界同時株安NYダウは過去最大の下落!住宅ローン金利に与える影響は?」

35:「ライフプランに合わせた住宅ローンの返済額の作り方」

36:「住宅ローンを抱えて離婚したらどうすればいい?」

37:「住宅ローンを組む事が不安な方にオススメの制度」

38:「被災された方は災害復興融資の利用を(前編)」

39:「被災された方は災害復興融資の利用を(後編)」

40:「預金連動型住宅ローンの注意点(前編)」

41:「預金連動型住宅ローンの注意点(後編)」

42:「3月の住宅ローン金利、長期固定金利が軒並み低下」

43:「住宅ローンを組む時に、安易な収入合算には要注意」

44:「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(前編)」

45:「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(後編)」

46:「フラットの買取型と保証型の違い、何がどう違うのか」

47:「フラットが9割超融資で金利を引き上げた意味」

48:「三井住友信託銀行の住宅ローン自動返済、メリットと注意点」

49:「余分なカード信用枠は住宅ローン審査にデメリット」

50:「住宅ローン利用者の裾野を広げた「全国保証」とは?」

51:「財務省信頼失墜!増税延期と住宅ローン金利の深い関係」

52:「50年型住宅ローンのメリット・デメリット」

53:「あなどれない、JAバンクの住宅ローン」

54:「住宅ローンの返済には、ボーナス併用払いを利用すべきか」

55:「世界標準の住宅ローンとは?リコースローンとノンリコースローン」

56:「2018年4月の住宅ローン金利は低下予想」

57:「フラット35利用者への借り換えを勧誘することは禁止されています」

58:「女性専用住宅ローンを最大限活用しましょう」

59:「職業の特性によって、住宅ローンの選び方を決める方法」

60:「転勤や借り換えした時の住宅ローン控除の再適用について」

61:「2018年4月の住宅ローン金利と5月の見通し」

62:「フラットの団体信用生命保険と民間の生命保険、どちらがお得?」

63:「5月の住宅ローン返済には要注意」

64:「自営業者の方の、上手な住宅ローンの組み方」

65:「住宅ローンキーワード:第一回・抵当権」

66:「2018年(平成30年)5月の住宅ローン金利と6月の見通し」

67:「住宅ローン利用者が選ぶ金利タイプ」

68:「住宅ローンキーワード:第2回・抵当権連帯債務者と連帯保証人の違い」

69:「住宅ローン利用時の共有名義の注意点」

70:「最近注目されている、リバースモーゲージとは」

71:「住宅ローンキーワード:第3回・住宅ローンキーワード、今回は保証会社」

72:「住宅ローンと新車購入の深い関係」

73:「6月の住宅ローン金利と7月の見通し」

74:「住宅ローンキーワード:第4回・借入可能額」

75:「住宅ローンキーワード:第5回・モーゲージバンク」

76:「住宅ローン返済中の災害対策」

77:「地銀再編加速へ、住宅ローン申込みで注意したいこと」

78:「8月の住宅ローン金利と9月の見通し」

79:「住宅ローンキーワード:第6回・金利の種類」

80:「住宅ローンキーワード:第7回・返済負担率」

81:「住宅ローンキーワード:第8回・返済方法」

82:「9月の住宅ローン金利と10月の見通し」

83:「フラット35利用者調査から見る、注文住宅購入者像」←今回のコラム

Works

お問い合わせ・
モデルハウス見学の
ご予約はこちら

お電話でのご相談・ご予約

TEL 0120-411-185

営業時間 10:00-18:00 (水曜・木曜定休)