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住宅ローン

2018.04.07

職業の特性によって、住宅ローンの選び方を決める方法

職業と住宅ローンには、実は密接な関係があります。

現在は超低金利なので、変動金利でも固定金利でも自分達の好みでと考えがちです。

しかし、今後金利上昇が予想される中、自分達に適した住宅ローンを選んでいないと、思わぬ苦労をすることになります。今回は、職業と住宅ローンの関係について解説します。

どちらにするか迷っている

 

この論点の基本的な考え方

職業と住宅ローンの関係というと、何やら難しく感じるかもしれませんが、理屈は非常に簡単です。

要は、家計の所得に占める、住宅ローン返済の割合を一定にするよう考えるのです。

文章だけではわかりにくいと思いますので、景気に左右されやすい職業の人と左右されにくい職業の人で、具体的に見てみることにしましょう。

 

景気に左右されやすい職業の人は変動金利

 

例えば、景気に左右されやすい職業の人を考えてみましょう。

この職業の代表と言えば、高級品などを売る営業マンなどでしょうか。

この人達の年収は、景気が良いときは多いですが、景気が悪くなると少なくなります。

そして、これと同じ動きをするのが変動金利です。

景気が良くなると、住宅ローン金利も上がり、毎月の返済額も増加。

景気が悪くなると、住宅ローン金利も下がり、毎月の返済額も減少します。

つまり、景気に左右されやすい職業の人は、住宅ローンを変動金利にしておけば、年収に占める返済額の割合がほぼ一定になり、住宅ローンの返済にそれほど苦労する局面は考えにくいでしょう

ここで、景気に左右されやすい職業の人が固定金利で借りたとしましょう。

景気が良く年収が多いときは、毎月の返済額が一定なので逆に楽かも知れませんが、景気が悪く年収が少なくなったときは、家計を切り詰めないといけないかもしれません。

年収が多いときに堅実に貯蓄が出来ていれば、景気が悪く年収が少なくなったとき、そこから補填すれば良いのですが、人間とは弱い生き物で、貯蓄に目標を定めるなどしておかない限り、年収が多いときに使ってしまうようです。

 

景気に左右されない職業の人は固定金利

 

では逆に、景気に左右されない職業の人はどうでしょうか。

この職業の代表と言えば、国家公務員や地方公務員などでしょうか。

この人達の年収は、景気が良くても悪くても、ほぼ一定です。逆に、景気が悪くても昇格すれば、年収が増えることもあります。

そして、この人達に適しているのが固定金利です。

固定金利は、フラット35のような全期間固定金利と民間金融機関が提供する短期固定金利がありますが、適しているのはフラット35のような全期間固定金利です。

景気が良くても悪くても、年収がほぼ一定であるため、毎月の返済額も一定であることが望ましいのです。

ここでも、景気に左右されない職業の人が変動金利を借りたとしましょう。

この場合は逆に、景気が悪いときは住宅ローン金利が下がるため、毎月の返済額も少なくなり楽です。

しかし景気が良くなり、住宅ローン金利も上昇し返済額が増加すると、毎月の返済額が相対的に多くなり、家計を切り詰めないといけないかもしれません。

国家公務員や地方公務員であれば、堅実に貯蓄をして、貯蓄から切り詰めた分を回せる場合もあるかもしれませんが、そうすると貯蓄を目的外に使用することになり、今後のライフプランが崩れかねません。

 

まとめ

 

冒頭にも書きましたが、現在は超低金利で変動金利でも金利が変化していないので、実感がわきにくいかもしれません。

しかし、住宅ローンとのお付き合いは最長35年間。

今までは低金利の恩恵を受けられましたが、いずれ変動金利も上昇する時代が来るでしょう。

以前のコラムで、変動金利の金利上昇を抑えるための5年ルールと125%ルールをご紹介しました(変動金利の金利上昇ルール「5年ルール」と「125%ルール」とはが、これは過去の金利急上昇の反省から設けられたものです。

上記の事例を参考にして頂き、変動金利か固定金利かの選択を、上手くして頂けたらと思います。

 

 

【目次:住宅ローンコラム】

1:安心できる住宅ローンの借入限度額はどれくらいなのか

2:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(上編)

3:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(中編)

4:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(下編)

5:住宅ローンの流れを、マンションと注文住宅で比較してみる

6:住宅ローンを組んだら生活保障の見直しをしましょう!

7:住宅ローン控除を最大限活用する(前編)

8:住宅ローン控除を最大限活用する(後編)

9:一部繰上返済制度を活用して総返済額を減らす

10:平成30年(2018年)の住宅ローン金利動向を予測する

11:最初のローンが肝心、借り換えをお勧めできない理由

12:住宅ローンの返済が苦しくなったら迷わず相談

13:個人信用情報機関を正しく理解しましょう

14:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(前編)」

15:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(後編)」

16:「共働き夫婦におすすめの住宅ローンの「デュエット」とは?」

17:「変動金利と固定金利の良いとこどりのミックスプランとは?」

18:「住宅ローンの新規では変動と固定どちらが多いのか」

19:「住宅ローンを使って建てた家を勝手に貸してはダメな理由」

20:「親の贈与を受ける場合のメリットとデメリット」

21:「長期優良住宅の家づくりをするときに適した住宅ローン」

22:「住宅ローンを組む時に「自然災害特約」は付けるべきか」

23:「住宅ローン審査もアプリの時代へ」

24:「ネット銀行の審査が一般的な銀行と違う理由」

25:「ライフプランに合わせられる、新生銀行の住宅ローン」

26:「変わり始めた住宅ローン勢力図。メガバンクVS地方銀行」

27:「変動金利の金利上昇ルール「5年ルール」と「125%ルール」とは」

28:「日銀展望レポートから見る、今後の住宅ローン金利動向」

29:「フラットは何故どこでも借りられるのか、その構造を理解しよう」

30:「2月の住宅ローンは固定金利が大幅上昇!今後の行方は?」

31:「銀行が勧める、短期固定金利の住宅ローンの危険性」

32:「イオンをよく利用する人はイオン銀行が便利でお得?」

33:「ゆうちょ銀行の住宅ローン利用には注意が必要」

34:「世界同時株安NYダウは過去最大の下落!住宅ローン金利に与える影響は?」

35:「ライフプランに合わせた住宅ローンの返済額の作り方」

36:「住宅ローンを抱えて離婚したらどうすればいい?」

37:「住宅ローンを組む事が不安な方にオススメの制度」

38:「被災された方は災害復興融資の利用を(前編)」

39:「被災された方は災害復興融資の利用を(後編)」

40:「預金連動型住宅ローンの注意点(前編)」

41:「預金連動型住宅ローンの注意点(後編)」

42:「3月の住宅ローン金利、長期固定金利が軒並み低下」

43:「住宅ローンを組む時に、安易な収入合算には要注意」

44:「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(前編)」

45: 「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(後編)」

46:「フラットの買取型と保証型の違い、何がどう違うのか」

47:「フラットが9割超融資で金利を引き上げた意味」

48:「三井住友信託銀行の住宅ローン自動返済、メリットと注意点」

49:「余分なカード信用枠は住宅ローン審査にデメリット」

50:「住宅ローン利用者の裾野を広げた「全国保証」とは?」

51:「財務省信頼失墜!増税延期と住宅ローン金利の深い関係」

52:「50年型住宅ローンのメリット・デメリット」

53:「あなどれない、JAバンクの住宅ローン」

54:「住宅ローンの返済には、ボーナス併用払いを利用すべきか」

55:「世界標準の住宅ローンとは?リコースローンとノンリコースローン」

56:「2018年4月の住宅ローン金利は低下予想」

57:「フラット35利用者への借り換えを勧誘することは禁止されています」

58:「女性専用住宅ローンを最大限活用しましょう」

59:「職業の特性によって、住宅ローンの選び方を決める方法」←今回のコラム

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