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住宅ローン

2017.12.16

住宅ローンを組んだら生活保障の見直しをしましょう!

ここまで、住宅ローンの基本的な仕組みについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。住宅ローンを借りるということは、自宅を建築することと表裏一体であり、それなりの費用と手間がかかることはご理解頂けたと思います。

ただし、住宅ローンを借りることによって、今までかかっていた生活保障費が削減できるというメリットもあります。今回はこのメリットについて、解説していくことにしましょう。


家族

団信保険加入必須が意味すること

前回までの解説で、住宅ローンを借りるには借入者に万が一の事があった時のために、団体信用生命保険(以下、団信)に加入しなければならない事はご理解頂けたと思います。

団信保険料は10月からのフラットも含めて、金利に0.2%程度上乗せされるか、ネット銀行などは団信を含んだ金利設定にしているため加入しているという実感がわきにくいですが、これは大きな生活保障になります。

万が一、不幸にも借入者の方が死亡や高度障害になった場合、住宅ローンの残債がいくらであろうと全額が保険料から支払われ、以後の住宅ローンの返済は不要になるとともに、自宅だけはそのまま残ります。そしてこのような制度により、死亡保険の見直しが可能になるのです。

今後の生活保障の事もありますので、単純には言えませんが、仮に死亡保険を5,000万円かけていた借入者の方が3,000万円の住宅ローンを借りた場合、3,000万円は団信でまかなわれますので、死亡保険の金額は2,000万円に落とすのが理にかなった考え方になります。

これにより、今まで必要だった保険料の支払いが減り、その分を住宅ローンの返済に回すことで、家計の資金を効率的に運用することが出来るようになります。

 

3大疾病や8大疾病保障付き団信の注意点

10年ほど前までは、団信といえば上記のような死亡や高度障害しか補償されない団信しかなかったのですが、メガバンクが3大疾病すなわち「ガン、急性心筋梗塞、脳卒中」になった場合も住宅ローンの残債をなくす商品を発売してから、これらの商品が瞬く間に広がりました。

そして3大疾病ではあきたらず、8大疾病すなわち「ガン、脳卒中、心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性髄炎」と診断されたら、住宅ローンの残債がなくなる商品が今では主流になっています。また上乗せ金利も、8大疾病で0.2〜0.3%程度で済むため、最近は加入者も増加しています。

ここまで保障されるのであれば、生命保険や医療保険は不要なのではと考える方もいらっしゃるのですが、8大疾病はその保険金の支払い基準が一般の保険よりも厳しくなっているので注意が必要です。

あくまでも1つの銀行の例ですが、「ガン」と診断されたら残債はなくなりますが、「急性心筋梗塞と脳卒中」は所定の状態が60日以上継続した場合、「高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性髄炎」に至っては、就業不能状態が12ヶ月を超えて継続した場合にようやく残債はなくなります。(その間の返済は猶予されます)

上記の8大疾病団信の支払い基準はまだ緩いほうで、ネット銀行など無料で付保される8大疾病などは「ガン」でも12ヶ月の就業不能状態が必要です。このように3大疾病や8大疾病に関しては、引き受け保険会社によって支払い基準が大きく異なるため、医療保険などを容易に解約することはお勧めできません

 

まとめ

ここまで、住宅ローンでの新しい形の団信をご紹介しました。3大疾病や8大疾病は、御守り代わりと考えるのが妥当だと思いますが、団信に加入されたのであれば死亡保険の見直しは必須です。このコラムが、そのきっかけになりましたら幸いです。

安城市の注文住宅、ホロスホームではライフプランの作成のお手伝いもしていますので、お気軽にご相談下さい。

 

住宅ローン関連のコラム一覧

 

 

【目次:住宅ローンコラム】

1:安心できる住宅ローンの借入限度額はどれくらいなのか

2:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(上編)

3:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(中編)

4:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(下編)

5:住宅ローンの流れを、マンションと注文住宅で比較してみる

6:住宅ローンを組んだら生活保障の見直しをしましょう!←今回のコラム

7:住宅ローン控除を最大限活用する(前編)

8:住宅ローン控除を最大限活用する(後編)

9:一部繰上返済制度を活用して総返済額を減らす

10:平成30年(2018年)の住宅ローン金利動向を予測する

11:最初のローンが肝心、借り換えをお勧めできない理由

12:住宅ローンの返済が苦しくなったら迷わず相談

13:個人信用情報機関を正しく理解しましょう

14:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(前編)」

15:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(後編)」

16:「共働き夫婦におすすめの住宅ローンの「デュエット」とは?」

17:「変動金利と固定金利の良いとこどりのミックスプランとは?」

18:「住宅ローンの新規では変動と固定どちらが多いのか」

19:「住宅ローンを使って建てた家を勝手に貸してはダメな理由」

20:「親の贈与を受ける場合のメリットとデメリット」

21:「長期優良住宅の家づくりをするときに適した住宅ローン」

22:「住宅ローンを組む時に「自然災害特約」は付けるべきか」

23:「住宅ローン審査もアプリの時代へ」

24:「ネット銀行の審査が一般的な銀行と違う理由」

25:「ライフプランに合わせられる、新生銀行の住宅ローン」

26:「変わり始めた住宅ローン勢力図。メガバンクVS地方銀行」

27:「変動金利の金利上昇ルール「5年ルール」と「125%ルール」とは」

28:「日銀展望レポートから見る、今後の住宅ローン金利動向」

29:「フラットは何故どこでも借りられるのか、その構造を理解しよう」

30:「2月の住宅ローンは固定金利が大幅上昇!今後の行方は?」

31:「銀行が勧める、短期固定金利の住宅ローンの危険性」

32:「イオンをよく利用する人はイオン銀行が便利でお得?」

33:「ゆうちょ銀行の住宅ローン利用には注意が必要」

34:「世界同時株安NYダウは過去最大の下落!住宅ローン金利に与える影響は?」

35:「ライフプランに合わせた住宅ローンの返済額の作り方」

36:「住宅ローンを抱えて離婚したらどうすればいい?」

37:「住宅ローンを組む事が不安な方にオススメの制度」

38:「被災された方は災害復興融資の利用を(前編)」

39:「被災された方は災害復興融資の利用を(後編)」

40:「預金連動型住宅ローンの注意点(前編)」

41:「預金連動型住宅ローンの注意点(後編)」

42:「3月の住宅ローン金利、長期固定金利が軒並み低下」

43:「住宅ローンを組む時に、安易な収入合算には要注意」

44:「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(前編)」

45: 「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(後編)」

46:「フラットの買取型と保証型の違い、何がどう違うのか」

47:「フラットが9割超融資で金利を引き上げた意味」

48:「三井住友信託銀行の住宅ローン自動返済、メリットと注意点」

49:「余分なカード信用枠は住宅ローン審査にデメリット」

50:「住宅ローン利用者の裾野を広げた「全国保証」とは?」

51:「財務省信頼失墜!増税延期と住宅ローン金利の深い関係」

52:「50年型住宅ローンのメリット・デメリット」

53:「あなどれない、JAバンクの住宅ローン」

54:「住宅ローンの返済には、ボーナス併用払いを利用すべきか」

55:「世界標準の住宅ローンとは?リコースローンとノンリコースローン」

56:「2018年4月の住宅ローン金利は低下予想」

57:「フラット35利用者への借り換えを勧誘することは禁止されています」

58:「女性専用住宅ローンを最大限活用しましょう」

59:「職業の特性によって、住宅ローンの選び方を決める方法」

60:「転勤や借り換えした時の住宅ローン控除の再適用について」

61:「2018年4月の住宅ローン金利と5月の見通し」

62:「フラットの団体信用生命保険と民間の生命保険、どちらがお得?」

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