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コラム

繰り上げ返済の威力

家づくりをするときに、ほとんどの方は住宅ローンを組みますよね?

住宅ローンを上手に返済するためには、繰り上げ返済の知識は不可欠です。

繰り上げ返済には、爆発的な力があるのです。

■繰り上げ返済とは

電卓と家

毎月の返済・ボーナス返済などの決まった住宅ローンの支払いとは別に、臨時で住宅ローンを返済することを繰り上げ返済といいます。

繰り上げ返済は何のためにするのでしょうか?

 

「月々の返済額を減らしたい」

「利息の支払いを減らしたい」

「返済回数を減らしたい」

 

などの理由があげられるのではないでしょうか?

理由によって、繰り上げ返済の選び方が異なります。

 

■利息負担を軽減するには『期間短縮型』

期間短縮型の繰り上げ返済は、返済が短縮された期間分の利息を節約できる返済方法です。繰り上げ返済の時期が早ければ早いほど利息の軽減額が大きくなります。

実際に、3年後と10年後に繰り上げ返済した場合のシミュレーションしてみたいとおもいます。

※条件

  • 借入額      :3,800万円
  • 繰り上げ返済額  :約100万円
  • 固定金利     :1.37%(フラット35団信加入 H29年11月時点の金利)
  • 返済期間     :35年

【3年後】

繰り上げ返済額:962,341円

利息軽減額  :518,944円

短縮支払い回数:13ヶ月

【10年後】

繰り上げ返済額:977,110円

利息軽減額  :390,230円

短縮支払い回数:12ヶ月

 

住宅ローンの支払い開始から3年後と10年後に繰り上げ返済した場合を比較すると、約13万円の違いが出てきます。

■毎月の返済額を減らすには『返済額軽減型』

返済額軽減型の繰り上げ返済は、家計の支出増加や収入の減少などにより、毎月の返済が厳しくなったときに利用したい繰り上げ返済の方法です。

期間短縮型と比べると利息軽減効果は小さいですが、毎月の返済額を抑えて少しでも余裕のある生活を送るための返済方法だと考えて下さい。

期間短縮型と返済額軽減型でどのように利息軽減額が違ってくるのかシミュレーションしてみます

 

※条件

  • 借入額      :3,800万円
  • 繰り上げ返済額  :約100万円
  • 固定金利     :1.37%(フラット35団信加入 H29年11月時点の金利)
  • 返済期間     :35年
  • 返済のタイミング :3年後

 

【期間短縮型】

繰り上げ返済額:962,341円

利息軽減額  :518,944円

【返済額軽減型】

繰り上げ返済額:1,000,000円

利息軽減額  :235,712円

月々の支払額 :113,945円⇒110,727円

 

比較してみると、利息軽減額は期間短縮型の方が圧倒的に大きいですね。

■繰り上げ返済のまとめ

期間短縮型は「利息の支払いを減らしたい」「返済回数を減らしたい」方向け。

返済額軽減型は「月々の返済額を減らしたい」方向けであるといえます。

 

いかがでしょうか。100万円繰り上げ返済すると50万円支払額が少なくなる。つまり、100万円払うと50万円得する繰り上げ返済(期間短縮型)。

下手に投資するよりも効率がいいのでは無いでしょうか?

金融機関は利息の受取が少なくなってしまうので、積極的にはおすすめしないかもしれませんが。

また、金融機関によって、繰り上げ返済手数料が違ってきます。0円のところから、何十万円もかかるところまでありますので、住宅ローンを選ぶときには繰り上げ返済の手数料も考慮して選ぶ必要があります。

ホロスホームでは家づくりだけではなく、お客様の大切なお金をムダにしないために、第三者の立場からお客様に合った住宅ローンのご提案もいたします。お気軽にご相談下さい。

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