ホロスホームのロゴ

Instagram
close
0120-411-185
お問い合わせ・ご予約

お知らせ・イベント・コラム

NEWS & EVENT

PAGE TOP

コラム

フラットの団体信用生命保険と民間の生命保険、どちらがお得?

生命保険料などの算定に用いられる「標準生命表」が改定され、4月の保険料から適用されるようになりました。

今回の改定は2007年以来11年ぶりとなりますが、日本人の平均寿命がさらに延びていることから、支払いリスクが少なくなる死亡保険料は安くなる一方、生存中の病気などのリスクは高くなる、医療保険料は高くなりました。

そこで気になるのが、フラットの団体信用生命保険(以下、団信)に加入すべきか、団信には加入せずに、民間の生命保険会社の死亡保険に自ら加入すべきかです。

今回は具体的なシミュレーションを通して、具体的な金額で検証してみたいと思います。

手をつないだ夫婦

フラットの団信は金利上乗せで利用しやすくなりました

 

民間金融機関が提供する住宅ローンは、団信加入が必須ですので、今回の比較対象からは外れることになります。

そして住宅金融支援機構が提供するフラットは、前身の住宅金融公庫の時代から、金利に上乗せするタイプではなく、毎年団信特約料を支払うタイプでした。

しかし、毎年団信特約料を支払うタイプでは、住宅ローンの返済とは別に、団信特約料の支払い義務が発生することになります。

そして、当然ながら払い忘れなどが発生し、リスク管理に不安を残す結果となっていました。

そこで、2017年10月から民間金融機関の住宅ローンと同じように金利に上乗せするタイプに変更され、通常の団信は団信なしの金利に0.2%上乗せ、デュエット(夫婦連生団信)は団信ありに0.18%さらに上乗せ、3大疾病保障は団信ありに0.24%さらに上乗せとなりました。

 

フラットの団信か民間の生保かシミュレーションしてみます

 

では、フラットの団信に加入すべきか、民間の生命保険会社の死亡保険に加入すべきかはどうでしょう。

まず、団信特約料の総額は、団信ありの利率の総返済額から団信なしの利率の総返済額を引けば求められます。

3,000万円を借りたとして、金利は4月の最頻金利である、団信あり1.35%と団信なし1.15%で計算します。

 

フラット35団信あり(1.35%)の総返済額 37,659,981円

フラット35団信なし(1.15%)の総返済額 36,455,353円

 

従って、団信ありの総返済額から団信なしの総返済額を引いて、団信特約料相当の総額は1,204,628円になります。

上記の団信特約料の総額を民間の死亡保険が下回ればお得になりますが、住宅ローンの残高は毎年減少していくため、死亡保険も保障が年々減少する逓減定期保険などで比較するのが最適でした。

しかし、逓減定期保険の取り扱いが減少し、料金も割安とは言えなくなってきたため、インターネットで掛け捨ての死亡保険を安く提供している、ライフネット生命保険の「かぞくへの保険」と比較します。

なお、今回は正確を期すため、30歳で10年更新とし、フラット35団信なしの10年ごとの残高に対応した、死亡保険金額とします。

30歳 当初残高  30,000,000円 保険金30,000,000円 保険料 月々2,704円 10年間で324,480円

40歳 10年後残高 22,621,456円 保険金22,000,000円 保険料 月々3,935円 10年間で472,200円

50歳 20年後残高 14,344,120円 保険金14,000,000円 保険料 月々5,803円 10年間で696,360円

60歳 30年後残高  5,058,503円 保険金 5,000,000円 保険料 月々4,995円  5年間で299,700円


合計保険料は1,792,740円となり、ライフネット生命保険の割安な保険料と比較しても、団信特約料相当の総額が500,000円程安くなりました。


ちなみに、楽天生命が提供している上記の保障に最も近い逓減定期保険では、保険料が月々4,110円かかりますので35年間とすると1,726,200円となり、こちらも団信特約料相当の総額の方が安くなります。

 

結論−フラット団信のほうがお得!

団信が金利上乗せになった今は、民間の生命保険会社と比較して支払総額が安くなりました。

このシミュレーションを参考に、フラットの団信を賢く利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

住宅ローンについてのコラム一覧

 

1:安心できる住宅ローンの借入限度額はどれくらいなのか

2:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(上編)

3:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(中編)

4:住宅ローンではどれくらいの費用がかかるのか(下編)

5:住宅ローンの流れを、マンションと注文住宅で比較してみる

6:住宅ローンを組んだら生活保障の見直しをしましょう!

7:住宅ローン控除を最大限活用する(前編)

8:住宅ローン控除を最大限活用する(後編)

9:一部繰上返済制度を活用して総返済額を減らす

10:平成30年(2018年)の住宅ローン金利動向を予測する

11:最初のローンが肝心、借り換えをお勧めできない理由

12:住宅ローンの返済が苦しくなったら迷わず相談

13:個人信用情報機関を正しく理解しましょう

14:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(前編)」

15:「平成30年(2018年)は住宅購入最後のチャンス(後編)」

16:「共働き夫婦におすすめの住宅ローンの「デュエット」とは?」

17:「変動金利と固定金利の良いとこどりのミックスプランとは?」

18:「住宅ローンの新規では変動と固定どちらが多いのか」

19:「住宅ローンを使って建てた家を勝手に貸してはダメな理由」

20:「親の贈与を受ける場合のメリットとデメリット」

21:「長期優良住宅の家づくりをするときに適した住宅ローン」

22:「住宅ローンを組む時に「自然災害特約」は付けるべきか」

23:「住宅ローン審査もアプリの時代へ」

24:「ネット銀行の審査が一般的な銀行と違う理由」

25:「ライフプランに合わせられる、新生銀行の住宅ローン」

26:「変わり始めた住宅ローン勢力図。メガバンクVS地方銀行」

27:「変動金利の金利上昇ルール「5年ルール」と「125%ルール」とは」

28:「日銀展望レポートから見る、今後の住宅ローン金利動向」

29:「フラットは何故どこでも借りられるのか、その構造を理解しよう」

30:「2月の住宅ローンは固定金利が大幅上昇!今後の行方は?」

31:「銀行が勧める、短期固定金利の住宅ローンの危険性」

32:「イオンをよく利用する人はイオン銀行が便利でお得?」

33:「ゆうちょ銀行の住宅ローン利用には注意が必要」

34:「世界同時株安NYダウは過去最大の下落!住宅ローン金利に与える影響は?」

35:「ライフプランに合わせた住宅ローンの返済額の作り方」

36:「住宅ローンを抱えて離婚したらどうすればいい?」

37:「住宅ローンを組む事が不安な方にオススメの制度」

38:「被災された方は災害復興融資の利用を(前編)」

39:「被災された方は災害復興融資の利用を(後編)」

40:「預金連動型住宅ローンの注意点(前編)」

41:「預金連動型住宅ローンの注意点(後編)」

42:「3月の住宅ローン金利、長期固定金利が軒並み低下」

43:「住宅ローンを組む時に、安易な収入合算には要注意」

44:「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(前編)」

45: 「財形住宅融資制度について、わかりやすく解説します(後編)」

46:「フラットの買取型と保証型の違い、何がどう違うのか」

47:「フラットが9割超融資で金利を引き上げた意味」

48:「三井住友信託銀行の住宅ローン自動返済、メリットと注意点」

49:「余分なカード信用枠は住宅ローン審査にデメリット」

50:「住宅ローン利用者の裾野を広げた「全国保証」とは?」

51:「財務省信頼失墜!増税延期と住宅ローン金利の深い関係」

52:「50年型住宅ローンのメリット・デメリット」

53:「あなどれない、JAバンクの住宅ローン」

54:「住宅ローンの返済には、ボーナス併用払いを利用すべきか」

55:「世界標準の住宅ローンとは?リコースローンとノンリコースローン」

56:「2018年4月の住宅ローン金利は低下予想」

57:「フラット35利用者への借り換えを勧誘することは禁止されています」

58:「女性専用住宅ローンを最大限活用しましょう」

59:「職業の特性によって、住宅ローンの選び方を決める方法」

60:「転勤や借り換えした時の住宅ローン控除の再適用について」

61:「2018年4月の住宅ローン金利と5月の見通し」

62:「フラットの団体信用生命保険と民間の生命保険、どちらがお得?」←今回のコラム

Works

お問い合わせ・
モデルハウス見学の
ご予約はこちら

お電話でのご相談・ご予約

TEL 0120-411-185

営業時間 10:00-18:00 (水曜・木曜定休)