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コラム

注文住宅でよくある、本体価格と付帯工事の違いとは?

注文住宅の打合せを重ね、見積金額が出てきて建築工事費の内訳をみると、「本体工事」と「付帯工事」に分かれてくるとおもいます。最初に広告やホームページに載っていた本体金額とはべつに、付帯工事というよくわからない金額が入っていることに疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一体、なぜそのようなことになのでしょうか?

家を安く見せるために付帯工事を本体工事費に入れていないのではと考えてしまいそうですが、そこにはしっかりとした理由があるのです。

 

■本体工事と付帯工事の違い

本体工事と付帯工事の違いを簡単に説明すると、本体工事とは家そのものの工事。付帯工事は建てる場所ごとに変わってくる工事です。

全く同じ家であれば、本体金額は同じです。

しかし、全く同じ家であっても建設する場所によって工事する内容が変わってきます。なので本体工事と分けて付帯工事としているのです。

屋外給排水

上の図をご覧ください。屋外給排水を例にあげてみます。

右の家と左の家は全く同じ家と考えて下さい。

右の家の人は道路に面していない北側にプライバシーをたもてる庭がほしいので、道路側に建物を寄せました。左の家の人は日当たりの良い庭が欲しいので土地の北側に建物を寄せました。

同じ家なのですが、上水道管から家の中に水をもってくる給水管と家の中の汚水を下水道まで持っていく排水管の長さが異なってきます。(屋外給排水と一般的に言われている工事がこれにあたります)このように、同じ建物であっても建てる場所・土地の条件によって価格が変動するので付帯工事として分けているのです。

このように建てる場所・条件によって価格が変動する工事、付帯工事としてあつかわれる代表的な工事をあげてみます。

・解体工事費:更地の土地を購入して家を建てるときには必要ありませんが、既存の建物を解体して新しく家づくりをするときには必要になってくる工事です。また、アスベストを含んだ建材を使用している建物の解体ですと処分費が割高になります。

・地盤改良工事:地盤調査の結果で、建物を建てても良い強度ではないと判断された場合に地盤を改良する工事です。さまざまな改良方法があり、地盤の弱さによって工法・金額が変わってきます。

・外構工事:この工事もさまざまな要素で金額が変わってくる工事です

 

■まとめ

ハウスメーカーや工務店などの建築業者が本体工事と付帯工事を分けている理由が少しはご理解いただけましたでしょうか?

家づくりの参考になれば幸いです。

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